昨年は6月後半から7月にかけての曇天多雨から一転して記録的な猛暑に見舞われ、大半の産地が生産に苦慮された年でありましたが、不断の努力により最小限の被害に止められましたことに心から敬意を表します。
価格面においても、産地廃棄につながる様な暴落がなく、近年続いた構造的な価格低迷期から脱したのではと予感させる年でもありました。一昨年から導入されたポジティブリスト制度も現時点では、安易な農産物の輸入を抑制し、国内農産物の価格形成に有利に働いているものと考えられます。
ただし、この制度も土壌残留期間の長い農薬の予期せぬ検出を中心として、生産・流通現場に多くの課題を提起しております。暫定基準や一律基準の設定の根拠や健康被害への影響について更なる検討がなされ、消費者も生産者も理解と納得のいく制度として確立されていくよう、行政サイドにも要請をしていかなければならないと思っております。

